日刊労働通信社 | 脱原発と反アベノミクス

脱原発と反アベノミクス

コラム 社会

 
読売に「原発の争点化けん制」「首相、都知事選で『国民みなの課題』」が書かれている。
 
「安倍首相は12日夜(日本時間13日未明)、訪問先モザンビークの首都マプト市内で同行記者団と懇談し、東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)について、『エネルギー政策は東京都だけでなく、国民みんなの課題だ。都知事としての課題もバランスよく議論されるべきだ』と述べた。立候補の意向を固めた細川護煕元首相が、主張が重なる小泉純一郎元首相と連携し、『脱原発』を争点の中心に据えようとしていることをけん制する狙いがあるとみられる。
 
具体的な争点としては、①待機児童の解消②2020年夏季東京五輪・パラリンピックの対応③防災――などを挙げた。集団的自衛権の行使を可能にする憲法解釈の見直しについては、『自然体で行きたい。今からスケジュールを決めているわけではない』と語った。磯崎陽輔首相補佐官は、通常国会会期末までに閣議決定を目指す考えを示しているが、首相は見直しに慎重な公明党に配慮したものとみられる。公明党との話し合いについて、首相は『それぞれの状況でどういう対応をすることが国民の生命と財産を守ることにつながるか、という観点で虚心坦懐に責任感を持って考えていくべきで、おのずと結論に近づいていくと思う』と述べた」。
 
安倍首相は12日夜(日本時間13日未明)、訪問先のモザンビ-クの首都マプト市内で、同行記者団との懇談で、都知事選について、原発の争点化をけん制した。出馬表明した細川元首相と小泉元首相が連携して、都知事選の争点に「脱原発」を据えようとしているからである。「脱原発」は、反アベノミクスであり、倒閣運動と同義だからである。舛添VS細川・小泉ではなく、安倍VS細川・小泉となったのである。現職総理として負ける訳にいかない。
 
編集 持田哲也

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