日刊労働通信社 | 「因縁の対決」再燃なるか

「因縁の対決」再燃なるか

コラム 国際

産経に「『弟ブッシュ氏』首位」「米大統領選、共和党有力候補」「世論調査で民主・ヒラリー氏に迫る」が書かれている。

 

「米紙ワシントン・ポストとABCテレビが発表した2016年大統領選に関する合同世論調査で、共和党の有力候補としてブッシュ前大統領の弟、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事(61)が首位に立った。ブッシュ氏は、民主党候補として有力視されるヒラリー・クリントン前国務長官に迫る勢いで、父親のブッシュ元大統領が1992年大統領選でビル・クリントン元大統領に敗れて以来の両家の『因縁の対決』が再燃する可能性がある。
ブッシュ氏は共和党内で、ランド・ポール上院議員と同率首位の14%。マイク・ハッカビー前アーカンソー州知事(13%)、ポール・ライアン下院予算委員長(11%)、クリス・クリスティー・ニュージャージー州知事(10%)が僅差で続く団子状態にある。伝統的な同党支持層ではブッシュ氏が好感されているものの、情勢は流動的だ。
民主党ではクリントン氏が他を圧倒する勢いを維持している。クリントン、ブッシュ両氏が戦うと想定した調査では、クリントン氏の支持率53%に対し、ブッシュ氏は12ポイント差の41%だった。クリントン氏は女性、非白人、若者から強い支持を受けていた。
調査はクリントン、ブッシュ両家の好感度も比較。66%がクリントン家、54%がブッシュ家をそれぞれ好意的にとらえ、いずれも過半数の支持を得ていた。そのため、兄のブッシュ前大統領は1日放映されたCNNテレビのインタビューで『出馬してほしい。立派な大統領になる』とした上で、『私のアドバイスが必要なら電話をしてほしい』と弟に呼び掛けた。米国では89年に父ブッシュ元大統領が就任。クリントン元大統領を挟み、2009年の息子ブッシュ前大統領退任までの20年間、両家が大統領を務めた」。
ブッシュ家とクリントン家の「因縁の対決」が再燃する可能性大となった。米紙ワシントン・ポストとABCの2016年大統領選の合同世論調査で、共和党候補で弟ブッシュ氏が14%で同率首位、民主党候補のクリントン氏との一騎打ちでは、クリントン氏53%、ブッシュ氏41%と12ポイント差まで迫ったからである。現時点での
12ポイン差は逆転可能だからである。

 

編集 持田哲也

 

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