日刊労働通信社 | 菅官房長官続投、石破幹事長更迭

菅官房長官続投、石破幹事長更迭

コラム



時事通信に、「内閣改造、9月第1週に=安倍首相が与党に伝達」が載っている。



安倍晋三首相が内閣改造・自民党役員人事を9月第1週に断行する方向となった。首相は25日,
こうした意向を与党幹部に伝えた。集団的自衛権の行使容認の閣議決定を踏まえた安全保障関連
の法整備や、来年春の統一地方選をにらんだ地方活性化に取り組むための体制を強化する。

内閣改造・党人事では、それぞれ要となる菅義偉官房長官,石破茂幹事長の処遇が焦点。首相は
改造に合わせ、安保法制担当相と地方創生担当相を新設する考えを表明している。改造に関し自
民党内には、10人程度が入れ替わるとの見方が出ている。

今後の政治日程では、インドのモディ首相が8月31日~9月3日の予定で初来日。同月6~8
日には安倍首相がスリランカとバングラデシュを訪問する予定だ。人事はこの合間を縫う形で行
われ、党幹部は2日に党三役人事、3日に内閣改造との見通しを示した」。


内閣改造・党役員人事の要は、官房長官と幹事長を誰にするかとなるが、菅官房長官続投、石破
幹事長更迭、塩崎政調会長代理の幹事長起用となる。石破氏は、安保法制担当相への起用とする
が、拒否すれば無役にとどめる。来年4月の統一地方選、9月の総裁選を睨んでのものである。
ポスト安倍の一番手である石破氏の力を削ぐためにである。総裁選で圧勝し、18年までの長期
政権を担保するために、である。総裁選に、石破氏は、派閥の領袖らの全面支援を受けて出馬す
るのが必至だからである。総裁選は、新しい自民と古い自民党との戦いになる。





編集 持田哲也





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